Yさんが先月、ウチに

久しぶりに来た。

 

何にも変わってないね、と

言ってたけど、

息子とのツーショット写真を

見て、元旦那のは飾らないの?と

自然な感じで聞いてきた。

 

恋愛関係にあった人に、そう

聞かれたのは不思議で、

でも意外な言葉に

どういうわけか一瞬で嬉しくなって

笑った。

 

今のところ、その予定はない

けれど、どうなんだろう。

 

Yさんは不思議な人で

私が話す話に何もジャッジ

しない。

奇跡講座の話も、仲間との

過ごし方とかも。

不倫の話とかも。

無欲で、私の都合に

なぜか完全に合わせてくれる。

本当に、沖縄のなんくるないさ精神って

感じで、彼は介護職が合わなくて

やめてから仕事していない。

 

ただ、僕も一緒に目覚めると

いうわけではないので、

話すことが次第になくなって

友人関係に戻ってもらい

春先から疎遠になってた。

 

部屋でしばらく一緒に過ごして、

膝の上で抱っこしてもらっていた時

父親にされてるような

完全に力の抜けた猫みたいに

くつろいでリラックスできた。

 

その時、順子さんとふたりで

この部屋で過ごした時のことを

思い出した。

 

順子さんに悲しみが

すごく溢れていて

子供のようにそれを

晒して、私がハグして

背中をさすっている時、

こんなふうに力が抜け

なかったなと思った。

 

何か自分の首元からお腹まで

針金が1本入ってるみたいな、

板が1枚入っているような

硬さだった。

 

順子さんには昔から

張り合ってしまう力動が

働くし、負けん気が

出てしまう。

 

彼女は私の硬さに

気づきながらも、

弱さを晒してくれて、

そのことについて

後でエクスプレッションした時も

「ありのままでいいんじゃない?」と

言ってくれた。

 

実際、自力ではどうにもできないって

思った。

正直に伝えることしか。

それだって、いまだにできてるか

怪しいくらいだから。

 

負けてるよ。本当に。

 

こんな風に脱力して

リラックスできなかったなと

思い出したら、なんだか

悲しかった。

このコントラストはなんだろうって。