マザーテレサの映画

合宿のときに見たけれど、

マザーのことを他者として

見ておきたい力動が強かった。

 

そんなにも滅私で奉仕できる

人への嫉妬を感じながら。

 

私はだめだ。

あまりに自己中心すぎる。

 

マザーに比べたら私の奉仕なんて

ごっこ」の域を出ない。

 

冒頭、マザーが足も伸ばして

ひれ伏しているのを見て

抵抗が上がった。

 

やるのは結構だけど、

私の前ではよしてくれる?

みたいな冷たい声が上がった。

 

でも、、ムージもあんな風にして

パパジの写真の前でひれ伏してたな。

別に仰々しくもなくて、当たり前みたいに。

 

帰ってきて何日かしたら、

物凄く自分を燃やし尽くされたい

気持ちにかられて、久しぶりに

不動明王真言を流した。

 

不動明王は昔から私と縁が

深い。

煩悩を断ち切り焼き尽くし、

最も救い難い人をしょっぴいてでも

救い出してくれる護り神だと

去年あたりに知って

私にぴったりだと思った。

 

最初は正座から土下座みたいに

ひれ伏していたけど、

なんとなく足も伸ばした。

 

一瞬、寝てしまわないだろうかと

よぎったけれど、

涙が溢れてきて、止まらない。

どんどん悲しみが腹から上がってきて

嗚咽が出る。

 

ごめんなさい。

後悔の想い。

いろいろ湧いて

最後のほうは

泣いてる自分を眺めてた。

 

でも不幸ではなくて

いつまでもこうして

伏していたいとも

思った。