初めて知った日

愛と助けを求める「懇請」どころの

話ではなかった。

 

大絶叫。

 

それがユタに入って数日後に

心に現れた。

 

肩を少し揺すられたら

気が触れてしまうのでは

ないかと思えるほど

自分には緊急事態のように

感じた。

 

きっかけはアメリカの兄弟たち

数人に話の流れの中で

自分が今年離婚し

息子と離れて住んでいることを

話したときに突発的に泣くと

いうことが起きてからだった。

 

最初は、母親としてよくある

息子への罪悪感や会えないことへの

悲しみや彼が成長した時に

霊的に進歩できていなかったら

どうしよう、どの面下げて会うのかと

いうようなプレッシャーやら

抑圧していたものが出てきたと

思っていただけだった。

 

でも、様子がおかしくて

その後、見聞きするもの、

知覚するもの全てが

心の中の見てはいけない引き出しを

少しずつ開けてしまうような

感覚があって、悲しみが猛烈に

膨れ上がっていく。

 

それが巨大な氷山のようにどんどん

水面に上昇していったとき、

ものすごく危機を感じた。

 

今までなら兄弟たちに話を

聞いてもらったり、ハグして

もらえれば一時的であれ

精神的な安心を得られて

いたけれど、もう到底無理で

そのレベルでは全く追いつかないし、

人と一緒にいることが不可能で

自分がどうなるのかわからないので

危険だった。

 

少し離れた場所にある宿泊施設に

戻れず、ギャザリングルーム(瞑想部屋)に

倒れ込むようにして入って

大泣きしていたら

アメリカの兄弟が介抱してくれて

一晩そこで休むようにと言ってくれた。

 

真っ暗な部屋でお互い顔が

見えない。

最後に、そのジョーイと

いう人がカモミールティーを

持ってきてくれて、

Are you OK?と聞くので

 

泣きながら、

全然大丈夫じゃない

あまりにも巨大な悲しみが

上がってきていて、と

言えるだけ言った。

 

たくさん泣いて大丈夫だよと

言われ

ひとりになったとき、

聖霊から、そのままで大丈夫

何も心配いらないと声がした。

 

身体の中も

心の中も

何かかき混ぜまれている

感じで、起き上がれない。

 

早朝、あるアメリカの兄弟が

部屋に入ってきて、

祈りながら手を握ってくれた

 

 

 

私は、こんなに深い悲しみを

抱えていたのか

 

この気が触れてしまいそうなほど

助けを求めて絶叫している私は

自分をどう扱っていたんだろう

 

私は救済レースをしていたんだ

全く救うつもりなく、殺害しながら

 

 

 

なんて慈しみが全く足りなかったんだろう

 

 

 

何が心にあるか見つめると言って、

悲しみでのたうち回っている自分を

蔑み、憎み、見下ろして

分離させて

慈悲で世話をしてこなかった

 

慈悲を与えることを

自分に対して許せなかった

 

デイビッドや兄弟たちが

してくれるように

私は自分を一度もハグして

あげたことがなかった

 

でも、私が一番ハグしてもらいたいのは

自分からだったに違いない

 

信じてしまってどうにもできない

絶望的な悲しみに

本当に助けて欲しい、

他の誰でもない私に

心の内をひとつ残らず

聞いて欲しいと言っている

自分が恐ろしくて、

臭いものに蓋をし、

奥深くに埋めて、

持て余して、

そのほんの上澄みの部分だけを

エクスプレッションと称して

兄弟たちに話して、

散らして、

なんとか窒息だけは避けていた

そんな虐待状態にみえた

 

そりゃ三年くらい

同じところでグルグルする

 

 

聖霊に祈り助けを求めきたけれど、

私が私から逃げまわっていた。

 

自分が自分を裁かなくなったとき

苦しみが終わる。

 

のりこさんの話が今ようやく

受け入れられるように思う。

 

本当に自分の面倒を

慈悲から見たい。

 

 

自我だったのではないか?

聖霊だったのか?

間違えたのではないか?

そんな疑問も、もうどうでもいい。

 

たくさん間違えたっていい。

それを気にしている時間があれば

祈りに使いたい。

 

 

ただ一心に神様と聖霊

助けを求めて、

 

私にはわからないので

教えてください

 

見せてください

 

誤りを訂正し、洗い流してください

 

そこに集中することなんだと

感じている

 

あれからも波がたくさんあって、

たくさん泣かせてあげたい

 

自分を聖霊と一緒にケアしたい

 

愛していると言われるのを待つのではなく

自分のことを愛していると言いたい

 

そして、何も起こらなかったと

深いところから受け入れたい。

 

大きな浄化がやっと始まったのかも

しれない。

 

神様

聖霊

アメリカの兄弟の皆さん

のりこさん、仲間たち

 

本当にありがとうございます。