野菜カットシーンの直後が実は1番凹んだ。そのときの会話が全然使えないってのりこさんに聞かされて、自分のせいだってすごく罪悪感感じて、切迫感があった。

 

祥子ちゃんはすぐ気持ち切り替えて、夕飯の支度のこと考えて、お皿のことをかなえさんと相談していたのに、私はその輪に入らずに、いつまでものりこさんに謝罪と言い訳。

 

そしたら、祥子ちゃんに「いかに自分が完璧でいたいと思っているかそっちに気がつかないと。あなたは、自分を良く見せることや自分の体裁しか考えてないよ。だから、私が目の前で次のことを考えてるのに全然眼中にないんだよ。私は自分が完璧じゃないってことを受け入れているから、そういう解釈にならない。
失敗しないといけないんだよ。
ズタボロになることが目的なんだよ。
それに気づかないと、何かあったとき「すみません、すみません」ってそれだけ繰り返して終わるよ」と言われて、ハッとして心に何かヒビが入った。

 

祥子ちゃんの言葉は私の記憶から立ち上げたものだから、間違えてるところもあるかもしれないけど、心にドンときた。

 

それから何が具体的に心に

生じたかわからないけれど

とにかくいろいろ精神的に

一杯一杯で

唐突なことに固まってしまったりして

わたしは本当に

祥子ちゃんに頼らないと

立ちいかないんだ感じた。

 

祥子ちゃんとの間にあった

壁が薄くなっていってる、

かもしれない。