2日の後、

長野の準備でバタバタに

なっていって祥子ちゃんと

それまで毎日やりとりしていた

メッセージが途絶えがちになった。

そのことにモヤモヤした罪悪感が

あった。

 

罪悪感から多分、半ば無理くり送った

メッセージに

「この報告はなんだったの?」と

返信が来て、ああ見透かされてると

ズキズキした。

 

ズームしたときに

叱られると怯えがあったのを

覚えてるけど「そんな必要は

ないんだよ。れいさんの状況は

私も体験してるから忙しいのは

わかってるよ。

今は私より連絡すべき人がいるでしょ」

そんな言葉をもらって、なんだか

肩透かしというか力が抜けた。

 

甘ったれた妹分のような特別な感情も

付きまとっていた。

祥子ちゃんにも本当は長野に

来てほしい。

いないと不安だった。

 

私が大失敗するのを

止めてくれる人が必要だと

思ってた。

失敗しても間髪入れずに必要な

アドバイスをしてくれる人。

私が失敗しないために、

祥子ちゃんが必要なんだ。  

この期に及んでも、恥をかくことや

失敗を避けたい動機から

ものすごく仲間を自己保身のために

利用しようとする自己中心的な

思いがあって惨めだった。

 

出発の日の朝、集合場所に向かう

電車の中で、急にフラッシュバックが

起きて

祥子ちゃん、けんたさん、こうすけさんの

4人で集まった夜のことを思い出した。

ラファエルがひとつの目的のために

4人で集まるとすごく良いと思うよと

提案してくれたから、

そして、私たち4人もぜひ!と

気持ちが一致していて、

聖霊に導かれたことだったから

実現したことだった。

 

それが思い出されて

涙が出てきた。

愛されているんですよ、

あなたは、

仲間とひとつなんですよ、と

聖霊から伝わってくるような気がした。

 

兄弟と自我の思いで

繋がりあおうとするのは

本当にやめたい。

助けてほしい。

 

祥子ちゃんに

行ってきますと送ったら、

行ってらっしゃい!と

返ってきて

なんだかわからないけれど

泣けてしょうがなかった。

 

こんなに自我まみれなのに

愛の呼びかけが返ってくるからなのか。。