東京撮影

あきなさんとのコラボレーションは

印象的だった。

 

現場の下見のために待ち合わせしたとき

「初めて会った気がしない」という

会話をお互いにしたけど、その会話さえ

ちょっと不自然に感じるくらい

一緒にいたことがあるような体感があった。

 

あきなさんの自宅の高層マンションを見たとき、

衝動で窓に向かって走っていったと

いう彼女の昔のシェアを思い出した。

 

ああ、これがそのマンションなんだ。。

 

今、こうして一緒に歩いている自分も

仲間たち、マンションも空もなにもかも

夢、幻みたいに感じた。

 

 

 

撮影当日。

私はマンションの警備員に

撮影を止められたり、咎められたり

するんじゃないかという不安を

エクスプレッションしていた。

 

私達は人に大声で言えないような、

場合によってはウソをつかなくちゃ

いけないような、

悪いことをしていると信じてるのが

浮き上がっていた。

 

もし誰かに声をかけられたら

オープンマインドネスで

自己紹介すれば

コミュニケーションの

レーニングになるし、

あきなもいるから大丈夫だよ、と

ラファエルにそう言われても

しばらく緊張がじわじわしていた。

 

相当、罪人だって信じてる。

 

撮影準備に取り掛かり始めたら

静けさと平安と

集中している感覚が心に

流れ込んできた。

 

皆それぞれ距離を取って離れたところに

立つ。

 

でも、心で皆をありありと感じていた。

 

同時に、ここ(心)でしか

一緒になれないんだ

ここが一緒にいるところなんだと

確信している場所に意識が

張り付いているような感覚。

 

撮影中、見守り役として、

じっと佇んで立っている

あきなさんに目がいった。

 

とても美しくて、輝いていた。

 

ああ、私達は行為者じゃないことを

教えてくれてるんだ。。

 

行為じゃないんだ。

心の在り方なんだ。

 

いつも何かしないとと焦ってしまうけど

彼女を通して行為ではなく

心の在り方が与えることなんだと

こんなにも教えられてるんだ。。

 

ありがとう

ありがとう

ありがとう

 

いてくれてありがとう

 

私達はひとつなんだと

教えてくれてありがとう

 

私達は美しいと教えてくれて

ありがとう

 

奇跡をありがとう

 

撮影後、あきなさんが

初めてエクスパンションを

感じたとシェアしてくれたとき

静かな感動が私達を

包み込んでいるように感じた。

みんなの目がよろこびで輝いていた。

 

その夜、この感謝を

ほとんど泣きながら

エクスプレッションした。

 

ラファエルに促されて

あきなさんにも

メッセージを送った。

 

返信には

撮影後、警備員に挨拶したところ

彼が撮影の邪魔にならないように

協力してくれていたことが

わかったことが書かれてあった。

 

とても驚いたけれど

とても嬉しかった。

 

ジーザスがすべて

なさってくれていること、

ワンマインドだということに

とても感謝が湧いた。