ズームミーティングで。

 

トリガーは

のりこさんからの言葉だった。

合宿の撮影はラファエルに

やらせるんじゃなくて

自分たちで撮るんだよ。

でも、そんな余裕なかったでしょ?

ラファエルにもそんな余裕はないよ。

そんな内容だったと思う。

 

ラファエルにやらせる??

 

反射的にカッとなって

「ラファエルに『やらせよう』

なんて思ってなかった」

と語気強めに言った。

 

無価値感と欠乏と怒り。

 

のりこさんは私を信用してないから

そんな受け取り方をするんだ。

本当にこの人は私を少しも

認めないよ。

 

それに比べて、けんたさん。

一言発言しただけで、

のりこさんはニコニコ顔だよ、

ああ、憎たらしい!

 

ズームが終わった後も

くすぶりがあったけど、

全部これは自分が自分のことを

無価値で無力で、切り離された

ちっぽけな存在だと信じてるから

なんだ。

私はこれが間違えていることを

本当に望みたい。

受け入れたい。。

 

しばらくしたら

気がついてなかっただけのことで、

私はラファエルに依存していて

その想いはあった。

 

それを認めたら、怒りが消えて

すみませんでしたという気持ちに

なった。

のりこさんが言っていたことは

当たりだったんだな。

 

いつも私は誰かに

何かをやらせたいと思ってる。

気がつけないくらい習慣化してる。

それに気がついて、やめていきたい。