日が暮れてきて、空がきれいで

外に出たい気分になり

祈って公園に向かうことにした。

 

その途中で、康子さんと鉢合わせて

そのままふたりで公園に

向かうことに。

 

 

しばらく沈黙の時間過ごした後

あの質問に私は

見透かされたように感じたよと

言った。

 

でも、康子さんは全くそんなこと

意図してなかったらしい。

 

 

あの時の康子さんは

のりこさんみたいだった。

 

 

そう思ったとき、

ああ、のりこさんは

あれはのりこさんじゃないんだ。

聖霊なんだとストンと腑に

落ちた。

康子さんもそうだったんだ。

 

改めて、今の自分たちにとって

「安全地帯を出ることって何?」に

ついて話した。

 

仕事のこと、

長野の靴が消えたことと

これからは今までと

同じ生き方、延長上では生きられないこと。

 

身震いするけど、

心が広がるような感覚。

 

一歩一歩だね。

こわいけど、

信頼して飛び込みたい。

 

 

康子さんの中で降参して

泣くってことを経た今、

ヤスコとアスカが話してるの

ではなくて、

自分と自分が話してるかの

ような感覚になった。

安心している。