優越女

 

離婚してからというもの、

自分を卑小だと思っているから

自分を大きく見せたい一心で

聖霊に従って家庭を、

新築の家と主人と可愛いまだ8歳の息子を

手放した私、ドヤ。

日本人にはまだなかなか

できないことであろう。」と

言っている優越女が

ずっと内側にいる。  

 

離婚もなにもかも自力では

ひとつもできていない。

周りの兄弟たちが全部

動いてくれたことを棚上げしてる

優越女。

 

でも、この優越女は学生時代の友達や

役所の人たちの前では途端に縮こまり、

罪悪感を感じて恥じ入りだす。

 

リトリートの二週目だったと思うけれど

やさぐれが凄く噴出していて、

誰かれ構わず、からかいたくなって

それが行動化していた。

いい歳して、とても幼稚になった。

 

のりこさんが見かねて、その時

「自我の彷徨いに寛大すぎる。

せっかく家庭を手放して、横浜に

出てきたのに、そんなことでは

もったいないよ」と助言してくれた。

 

とても恥ずかしく

顔面が熱くなって

穴があったら入りたいくらい

だったと思う。

 

そして、いつもの癖が習慣的に出る。

「ご指導ありがとうございます。

これからもご鞭撻のほどを

よろしくお願い致します」という

優等生(どこが?って感じだけど)の

仮面をつけて、背筋を伸ばすポーズ。

 

自分の恥じに耐えられないときは

いつもこうしてカバーしてきたと

いうことに自覚が足りなかった。

 

その時、S子ちゃんが

「それをやらないで。

心から出ないで、そこに辛抱して

留まるんだよ」とリードしてくれた。

 

私はこれもよくやる。

そのときの自分を比喩に

例えて表現して、逃げる。

できるだけダメージを少なく

するために。

でも、これがかえって

癒しが起こることを遅らせていた。

 

それをしないことが、心から

出ないということなんだ。。と

初めて腑に落ちた。

 

確かに心から出ないことは

辛抱がいるけれど、

そこに居続けることで

自分のダメダメさを

しっかり見つめて、そこで

ヒーリングが起きていくのを

感じた。

ダメダメさを認めてホッとする感じ。

 

いつも思うんだけど

打ち砕かれるときは必ず

そのまま放置されるのではなくて

癒しの機会に繋がってる。