東京撮影

ラファエルから

ついでにフルーツジュースを買ってきてと

頼まれて、

けんたさんと2人でコンビニに行った。

聖霊にどれがいいか

尋ねながらも

いつもと違う旅で

初日ということもあって

気を張っていて

ずっとそわそわ

あれでもない

これでもないと

落ち着かなかった。

ハズレのジュースを

ひいてはいけない、

「これにしたの？」と

失望させるようなことが

起きたらこわい。

ジュース1本のことで

異常な動揺。

けんたさんが

見かねたんだろう。

声をかけてくれた瞬間

無価値感がぶわっと

噴出して、それだけで

涙目になった。

ジュースの棚前で

エクスプレッションして

買い物をして帰った。

のりこさんがいないから

彼女のように叱ってくれる人が

いないという依存心。

それでいて、叱られたら

それはそれで被害者意識になる

甘えだとか。

それを超えたい。

本当に抜けたい。

ラファエルに

「～していいか？」と

聞くことについて

聞かなくて良いと言われた。

そのとき、

ああ、一人で決めないという動機

からじゃなくて、失敗したくない

責任取りたくない、嫌われたくないと

いう恐れから聞いてるんだなと知らされる

感じがした。

そして「罪悪感を感じている」という

エクスプレッションをしているとき、

うっすら「これをトリガーに

罪悪感を感じる私って良い人でしょう？」

みたいな己のアピールが見えてきたと同時に

それが見透かされた感じがしてハッと

することがあった。